ためになる本
氏の方法「シュボババ」は、レースごとに連対馬の父と母父を列挙していき、そこから最近のその馬場で走っている血統を探す、というもの。「最近の」というのがポイントで、従来のように「東京芝1600mオープンで狙うべき種牡馬はこれ」のような書き方では「どれだけ荒れているか」といった要素まで考慮できないが、シュボババでは実際に走った馬だけがデータになるので関係ない。誰にでもでき、威力も期待できそう(ただし、結構地道な作業が必要)。血統馬券予想家の第一人者からみた各種牡馬の特徴の説明だけでも読む価値はあるかも。
血統をパズルのように利用する画期的な馬券術
血統についての知識を馬券に活かすことのできる画期的な馬券術。 いくら血統に詳しくても馬券に活かせるかどうかは使い方次第。 本書の「シュボババ」を使うと血統を簡便に馬券に活かすことができて、 しかも穴馬券に有効です。スピード指数では理解できないレースも シュボババでは本線的中ということも多く、予想に行き詰まりを 感じている馬券ファンは一読して損はないです。
使える血統馬券術
馬券で勝つためには自分のスタイルを確立する必要がある。 データであったり調教であったり、自分の信じられる攻略法を 噛み砕きつつ実践し、自分のオリジナルにしていく。 そんな攻略における一つの切り口を示してくれる本だ。 血統がどのように馬券に活かせるかをこれでもか、というくらいに解説してくれている。本書にも記載されているが、まさに血統馬券術の "参考書"である。 血統になじみのない人でも、丁寧に解説してくれているので入門として も利用価値が高いと思う。 また、予想する際に自分の軸というものを持たずに毎週負けている人にも、まずはここからスタイルを、といった本ではないだろうか。
血統馬券実践法
巻末のサイアーラインのページで、各種牡馬ごとに掲載ページが記されているのがとても便利です。毎週レースの度に、出走馬の種牡馬をそこから逆引きして、適性や特徴をつかんでいます。この本を、最初から最後まで通し読みするのもいいですが、実際のレースと照らしあわせていくほうが、分かり易いし、実践的な気がします。血統初心者は、この本だけでは、少し難しいと思うので種牡馬事典も用意したほうが、頭に入り易いとおもいます。近いうちにきっと、競馬新聞の印に頼らない、自分の予想スタンスが確立できるとおもいます。
読み物として面白い
フジテレビ739の「競馬予想TV」やGCの「先週の結果分析」、赤本での新種牡馬ザグレブ推奨でおなじみ、水上学氏の初めての本。 基本は「最強の法則」で連載の「シュボババ」理論であるが、その前提知識として各系統の水上氏定義による特徴がかなり多く説明されている。他にも、コース傾向からそれに向いた系統や種牡馬の紹介やPOG向きの種牡馬を紹介している。前書きに書いてあるが、教科書と言うよりは血統の参考書といった感じ。 表などが少なく拾い読みしにくい、サイヤーラインが巻末にあってもそれが本文へリンクしないため、データ本的使い方ができない。一通り読まないと使いにくいのが難点。 競馬予想TVなどで水上氏の意見を参考にしている方は必携。穴傾向の人も目を通すとよさそう。
ベストセラーズ
鉄砲・無鉄砲狙い撃ちマニュアル―「休養明け」のすべてがわかる! JRA全10場71コース完全攻略!亀谷敬正のバランスビーム 素人でも儲かる!「血統」驚きの法則 (ベスト新書 163) 競馬界に喧嘩売らせていただきます!―水上学のニッポン競馬に口アングリー 競馬の血統学―サラブレッドの進化と限界 (NHKライブラリー)
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