辞めるの止めました
正直、会社を辞めたくなったので本書を手に取りました。そして本書を読み終えた後
辞めるのは止めようと思いました。いろんな意味で冷静に考えることを教えてくれた
書です。
「年収300万時代を生き抜く経済学」でも書かれていますが、今のこの時代、正社員と
して働くことが如何に有利か、また辞めるとどんな危険が待っているのか等、知る事が
出来ました。
森永さんの書は、読みやすく分かりやすいです。
楽を求めて会社を辞めようと思う人にお勧め
今の時代は本当に安易に会社を辞めてしまう人が多いが、
ただ安易に人間関係がなんとなくいやだから辞めるなど
と言う人はこの本を読むべきである。辞めた先の現実や、
転職したら給料がほとんどの人が下がっていると言うこ
とがよく分かるだろう。また努力も挫折もしたことがな
い人間が根拠のない自信で起業などを考えてたりする場
合にもおすすめだ。
ただ本気でやる気がある人は読む必要のない本である。
日本であれば諦めずに転んでも何度でも起きあがる根性
と努力さえあれば辞めて転職や起業をすれば年収一千万
も夢ではないのはたしかだ。
病んだリーマンの特効薬!
今の仕事を続ける事に将来への不安を感じて、転職でもしようかと考えていた時に手に取ってみた一冊。
著者は多く稼ぐ事が「勝ち組」ではないのだと説く、いわゆる高所得者の多くは寝る暇も惜しみ、家族、友人、自分の趣味等の時間を犠牲にしてビジネスにどっぷり浸かる事でその地位や収入を得ているからだ。
イタリア人のように程々に働き、程々の所得を得て、仕事以外に幸せを求める人生を著者は勧めている。そのためには、多少の問題があろうとも現在の会社を辞めるべきではないと言う。
最近は「勝ち組であらねば人にあらず」とTV、書籍でもやたらと金儲けを煽る風潮にあるが、確かに収入や財産のみを幸福の基準とするのは問題であろう。
本書は「負け組」になりたくない強迫観念で疲れた時には非常に心にしみる一冊だ。
ただ、私個人の意見としては、やはり人は向上心や高い目標意識は捨てるべきではない。たとえ叶わないとしても全力を尽くして努力する姿にこそ価値があると思う。
会社員生活に少々疲れている方には一服の清涼剤になる本
著者森永卓郎氏は異才だと思う。今まで同氏のような経済評論家はいなかった。同氏の視線の高さは、一般のサラリーマンのそれに近く、そしてその語り口は身近な友人のようなところがある。日本のバブル時代から15年余経って、「まあまあの幸せでいいんじゃないですか」という同氏の語り方が妙に説得力がある。さて、本書のメッセージは「簡単に会社を辞めない方がいい」。でもこれが著者の語り口にかかると以下のように面白い。 「会社を辞めたくなったら十まで数えろ。うんと辞めたくなったら百まで数えろ。」 「社内の『起業』秘密です」 「酒も会社もぬるめの方がいい」 「ビンボーも美人も3日で慣れる」 「資格があると安心するのが人生の死角です」 やはり、著者の主張の要は次のようなところだろう。 「要は会社でも仕事を見つめ直し、自分なりの生きがい、趣味、副業を生かしたほうが精神的に豊かに幸せに生きられるのではないか」(p82)「趣味でもボランティアでもスポーツでもコレクションでも何でも構いません。仕事以外で自分自身の楽しみを持つことは大切なことです....一人一人がワクワクドキドキしながら生きることが日本独自の文化や芸術を生み、それが将来の日本を支える産業基盤になることもありうる」(p114) 会社員生活に少々疲れている方には、一服の清涼剤になると思うのでお勧めです。
アドバイスの格言が絶妙
全体的には「年収300万時代を生き抜く経済学」と内容が似ています。 本書では、特に仕事に関して、正社員として働きつづけたほうがいい、 下手に辞めるよりサラリーマンを続けよう! ということを中心に訴えています。 仕事を辞めないよう思いとどまらせる格言が非常に面白いので、目次 だけでも結構楽しめると思います。
ニッポン放送
新版 年収300万円時代を生き抜く経済学 (知恵の森文庫) 図解 年収300万円時代の「経済設計」ノート (East Press Business) 「非婚」のすすめ (講談社現代新書) 続・年収300万円時代を生き抜く経済学 実践編!―給料激減でも豊かに生きるための「新・生活防衛術」 「カネ」はなくとも子は育つ―シンプル人生の教育設計 (中公新書ラクレ)
|